次の朝のための仮説 A Hypothesis For the Next Morning (詩歌) マイ・バン・ファン 森井香衣訳 - Kae Morii
02/09/2023
マイ・バン・ファン(ベトナム)
森井香衣訳 - Kae Morii
-森井香衣(Kae Morii)
次の朝のための仮説
A Hypothesis For the Next Morning
一拍子の老人の
悲しみの自由、怒りの自由
沼地の側で、一本の釣り竿と長い夜に留まっていた。
彼の思いを育むために
彼は敢えてあくびをしようとはしなかった
不注意を怖れて
飲み込んでいる、バッタのような気まぐれな者たちすべて。
私は彼の小休止のために薪を積んで
一杯の水を外に置いた。
早朝の太陽とともに彼がいる時
大きな山の麓を頼った
大きな湖の表面の前に置いた。
それても、すべての痕跡を消した大地で
まるで、私が作り話の売り手になったかのように
恐らく黒い夜明けの下で
黒い魚でいつぱいになる。
風が、尖った鈎で彼を捕まえるかも知れない。
森井香衣(Kae Morii)
森井香衣:日本詩人クラブ会員、世界芸術文化アカデミー終身会員、IWA終身会員。 彼女はいくつかの文学賞と詩コンテストの受賞者を受賞しました。 彼女は世界中に紹介されています。
日本の美しい風景